脳性麻痺などの選手による「CPサッカー」に挑み、国際大会に出場するため、アメリカ・アトランタへの切符を掴んだ福島大学の齋藤成選手(宮城県松島町出身)。
小学生の頃からサッカーの怪我で当院に通ってくれていた彼が、高校生の頃に脳出血を経験したと聞いたときのショックと心配は、今でも昨日のことのように思い出されます。退院後、思うように動かない体に苦悩しながらも「またサッカーがやりたい」と語ってくれた姿、そしてCPサッカーへの挑戦を打ち明けてくれた日のことは、私にとっても特別な記憶です。
実は今年(2026年)の初め、私自身もアナフィラキシーショックにより約30分間心停止となり、一時は命の危険、そして「障がいが残る可能性が高い」と告げられる大過酷な経験をしました。4日後に意識が戻ったものの、最初は人の手を借りなければ動けない状態からのスタートでした。幸いにも大きな後遺症は残らず回復することができましたが、仕事復帰へ向けてリハビリに励む日々の中で、齋藤選手が再び院に顔を出してくれました。
そこで彼から聞いたのが、「CPサッカーの選手としてワールドカップに挑戦したい」という言葉でした。
麻痺の残る体でありながら、世界を相手に挑戦しようとするその強い意志。リハビリの真っ只中にいた私は、その言葉に計り知れないほどの勇気とエネルギーをもらいました。
「今の私には何ができるのだろう?」
考え抜いた末に行き着いた答えは、「この子が世界へ挑戦するためのコンディショニングを、全力でサポートすること」でした。あの時彼にもらった勇気を、今度はプロの施術家として、最高のコンディションという形で恩返しする番だと思っています。
2026年10月11日から10月25日まで、アメリカ・アトランタで開催される国際大会
困難を乗り越え、世界という夢の舞台へ羽ばたく齋藤成選手を、ぜひ皆さまも一緒に応援していただけますと幸いです!当院も、万全の体調で大舞台に送り出せるよう、最後までしっかりとサポートしてまいります。
